カタコトニツイテ

頭のカタスミにあるコトバについて。ゆる~い本の感想と紹介をしています。

2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「殺した夫が帰ってきました/桜井美奈」の感想と紹介

199.殺した夫が帰ってきました/桜井美奈 ずっと、こんな日が来ることを恐れていた。だけど不思議と頭の片隅で、こんな日が来るかもしれないと覚悟もしていた。(p.16) 殺した夫が帰ってきました (小学館文庫) 作者:桜井美奈 小学館 Amazon かつて崖から突き落…

「名探偵のままでいて/小西マサテル」の感想と紹介

198.名探偵のままでいて/小西マサテル 紡げば、すべてが物語。世の中で起こるすべての出来事は、物語。”作りごと”だから美しい。(p.254) 名探偵のままでいて 作者:小西マサテル 宝島社 Amazon 認知症を患っている祖父は、お見舞いにやってくる孫娘が持ち込…

「麦本三歩の好きなもの 第二集/住野よる」の感想と紹介

197.麦本三歩の好きなもの 第二集/住野よる 嫌なこともしんどいことも問題にならないほど大切な、世界からのご褒美が贈られる。それは、数えきれないほどの、好きなもの。(p.13) 麦本三歩の好きなもの 第二集 (幻冬舎文庫) 作者:住野よる 幻冬舎 Amazon 図…

「恋する寄生虫/三秋縋」の感想と紹介

196.恋する寄生虫/三秋縋 何から何までまともではなくて、しかし、それは紛れもなくそれは恋だった(p.6) 恋する寄生虫 (メディアワークス文庫) 作者:三秋 縋 KADOKAWA Amazon 社会から隔絶された二人の男女は、秘密を共有しながら行動をともにするうちに恋…