こんにちは。
いつも本の紹介しかしていなかったので、どういう風に始めたらよいものかと戸惑っております…
今日は「本」ではなく「音楽」についての話をしたいなと思いました。
音楽好きなんです。特に、歌詞を見ながら聴く音楽。
アーティストを好きになるときって、曲だったり、声だったり、メロディだったり。
いろいろ好きになる要素があると思うけど、ぼくは圧倒的に歌詞が好きなアーティストやバンドが好きになります。
歌詞は言うならば、アーティストがつくる物語だと思っています。
そんな言葉を見ながら聴く音楽は、本を読みながら物語を紐解くのととても似ている気がするんです。
ということで。
前置きが長くなってしまったけど、「本が好きな人は歌詞も好きなんじゃないか?」と勝手に思っているので、気になったら続きも読んでみてください。
最初に紹介するのは「スピッツ」というバンドです。
紹介するのもおこがましいぐらい、知らない人はいないんじゃないかというぐらいの国民的バンド。
最初に知ったのは中学生のころ。深夜の音楽番組で流れていた「ロビンソン」でした。
懐かしい。
そこからずっと好きなバンドです。もちろん歌詞も。
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春の歌
忘れかけた 本当は忘れたくない
君の名をなぞる (春の歌/スーベニア)
春になると必ず聴く曲です。悩んで立ち止まってしまいそうなとき、目の前の靄を払ってくれるような力強くて優しい声と歌詞が印象的です。
そんな「春の歌」の一節。
スピッツの曲は抽象的な歌詞が多いので、色んな背景を想像出来てしまいます。
今はもうそばにいない君。
複雑な想いが頭の中を漂って、ふと指がたどってしまった名前。
あえて「なぞる」と言う何気ない言葉を使ってるのが、スピッツらしくて好きです。
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スピカ
割れ物は手にもって 運べばいいでしょう(スピカ/花鳥風月)
この「スピカ」の歌詞を聴いた時、すごく心が楽になったのを覚えています。
「あ、それでいいんだ」って。当たり前のことなんだけど、忘れてしまいがちなこと。
難しく考えて「これじゃなきゃだめだ」と思い込んでしまう。
そういう思い込みを、スピッツは優しく簡単そうにほぐしてくれるんですよね…
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若葉
暖めるための 火を絶やさないように
大事な物まで 燃やすところだった(若葉/とげまる)
ああ…聞けば聞くほど心が浄化されていく…
この「若葉」という曲は、初夏の今の時期にふと聴きたくなる曲です。
ずっと変わらないと思っていたもの。
穏やかな日常が当たり前で、進んでる道が正しいと信じていた。
大事にしていた空間が、綻び始めていることに気づけないまま。
そんな物語を象徴するような言葉です。
誰もが気づかずにこの歌詞のようになってしまってるのかもしれないですね。
どうでしたか?
気になった歌詞があれば、ぜひ曲と合わせて「聴いて見て」ください。
まだまだ紹介したい歌詞はあるのだけど、このままでは止まらないのでこのへんで。
またスピッツの歌詞を紹介したいけど、このままではPart10ぐらい超えてしまいそうだな…。
では次回。