カタコトニツイテ

頭のカタスミにあるコトバについて。ゆる~い本の感想と紹介をしています。

2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「彼らは世界にはなればなれに立っている/太田愛」の感想と紹介

215.彼らは世界にはなればなれに立っている 「おまえの行為によって世界が変わることはない。なにかすることで、おまえ自身が変わることはあってもな」(p.122) 彼らは世界にはなればなれに立っている (角川文庫) 作者:太田 愛 KADOKAWA Amazon 人々が文明を…

「スモールワールズ/一穂ミチ」の感想と紹介

216.スモールワールズ/一穂ミチ 退屈な教科書の文章みたいに単純な情報として丸飲みし、解釈も深読みも加えないでほしい。自分の人生を、物語みたいに味わわれたくない。(p.302) スモールワールズ (講談社文庫) 作者:一穂ミチ 講談社 Amazon 様々な人間関…

「レーエンデ国物語/多崎礼」の感想と紹介

214.レーエンデ国物語/多崎礼 革命の話をしよう。歴史のうねりの中に生まれ、信念のために戦った者達の夢を描き、未来を信じて死んでいった者達の革命の話をしよう。(p.10) レーエンデ国物語 作者:多崎礼 講談社 Amazon 呪われた土地と呼ばれるレーエンデ…