カタコトニツイテ

頭のカタスミにあるコトバについて。ゆる~い本の感想と紹介をしています。

2024-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「君が夏を走らせる/瀬尾まいこ」の感想と紹介

245.君が夏を走らせる/瀬尾まいこ 恋なんてふんわりしたものとは違う、もっと体の奥から湧き出てくる力強い気持ち。今まで知らなかったそんな気持ちが、俺の心を弾ませ揺すぶり動かしている。(p.156) 君が夏を走らせる(新潮文庫) 作者:瀬尾まいこ 新潮社…

「死神の精度/伊坂幸太郎」の感想と紹介

244.死神の精度/伊坂幸太郎 以前、機会があって映画を観たのだが、そこでは、「天使は図書館に集まる」と描かれていた。なるほど、彼らは図書館なのか、と感心した。私たちはCDショップだ。(p.26) 死神の精度 (文春文庫) 作者:伊坂 幸太郎 文藝春秋 Amazon…

「テスカトリポカ/佐藤究」の感想と紹介

243.テスカトリポカ/佐藤究 新しい太陽は新しい影を作り、新しい闇をもたらす。(p.186) テスカトリポカ (角川文庫) 作者:佐藤 究 KADOKAWA Amazon さまざまな血塗られた思惑を抱えながら生き長らえた無法者たちは、新たな臓器ビジネスを立ちあげるために日…

「冬季限定ボンボンショコラ事件/米澤穂信」の感想と紹介

242.冬季限定ボンボンショコラ事件/米澤穂信 「すごい。こんなにまっすぐな方法。わたし、思いつかなかった。まるで」(p.283) 冬期限定ボンボンショコラ事件 〈小市民〉シリーズ (創元推理文庫) 作者:米澤 穂信 東京創元社 Amazon ある日、小市民を志す少…