カタコトニツイテ

頭のカタスミにあるコトバについて。ゆる~い本の感想と紹介をしています。

2024-12-01から1ヶ月間の記事一覧

「お探し物は図書室まで/青山美智子」の感想と紹介

256.お探し物は図書室まで/青山美智子 「でも、夢の先を知りたいと思ったのなら、知るべきだ」(p.82) お探し物は図書室まで (ポプラ文庫) 作者:青山美智子 ポプラ社 Amazon 仕事や人間関係に思い悩む5人の老若男女が訪れた町の小さな図書室では、思いも寄…

「ツナグ/辻村深月」の感想と紹介

255.ツナグ/辻村深月 残されて生きる者は、どうしようもないほどにわがままで、またそうなるしかない。それがたとえ、悲してくても、図太くても。(p.416) ツナグ(新潮文庫) 作者:辻村深月 新潮社 Amazon 一生に一度だけ、生きている者と死者を再会させる…

「シャイロックの子供たち/池井戸潤」の感想と紹介

254.シャイロックの子供たち/池井戸潤 胸に抱いていた悩みか、怒りか、はたまた絶望か。そんな、割り切れず、はけ口もない感情があったはずだ。(p.168) シャイロックの子供たち 作者:池井戸 潤 文藝春秋 Amazon とある銀行の支店で起こった不可解な現金紛…