今は夏。彼女はそれを思い出す。(p.9)
印象的な書き出しで始まる理系ミステリの先駆者、森博嗣の代表作。
大学教授の犀川創平と学生の西之園萌絵のコンビが孤島の殺人事件
突飛すぎるトリックと理系要素を取り入れたミステリーは斬新で、
知的でミステリアスながらどこか達観して物事を見ている犀川と
特に、犀川教授の言葉には説得力があって納得させられることが多
表紙に書いてある現実についての解釈もその一端。
時間があれば他の「S&Mシリーズ」にも挑戦してみてください。
にしても書き出しが良い。
何か賞をあげたいくらい良い。
では次回。