彼は、その人間用のドアの、少なくともどれかひとつが、夏に通じているという固い信念を持っていたのである。(p.8-9)
「SF作家の御三家」とも言われるハインラインが、1957年に書き上
”夏への扉”を探している猫の表紙が目印。
主人公のダンは最愛の恋人と親友に裏切られ、冷凍睡眠により30
飼い猫のピートを過去に残したまま。
未来で目が覚めた主人公は、過去に残してきたピートと親友の義娘で
都合が良い展開もあるが、50年前に書かれた作品とは思えない未
古典SFの中では非常に読みやすいと思うので、タイトルや猫に惹かれて
それにしても、夏が来るの早すぎないですか。8月溶けそうなんで
では次回。