「敵は、先入観だよ」(p.24)
子どもたちが先入観をひっくり返し、逆転を目論む、伊坂幸太郎の短
5編からなる物語は、どれも小学生が主人公となっている。
虐めてもいいと思われてる男の子、足が遅いのにリレーに選ばれた
決めつけや偏見、先入観。
主人公たちはそういった勝手なイメージを取っ払うために、あれや
誰もが下克上を夢見て、大逆転する未来を描いている。
上手くいかない現実をもどかしく思っている。
そんな人たちにとって、今の煮え切らない世界を打破する5つの物
自分は割と流されやすいタイプだから、「僕は、そうは思わない」と言い
では次回。